2024年9月1日日曜日

格安ジャンクアンプの修理

YAMAHAの2-4chパワーアンプ M-35についてクラックの入った基板は、

単層のベーク基板のようなので、ちょっと修理してみることにしました。

クラック上にあるパターン上のレジストを剥がしてはんだ付けしてみましょう。

クラック上のレジストを剥がして磨き、フラックスを少し塗ってあります。

パターンをはんだ付けして回路を修復しました。

無事電源が入るようになりました。

スピーカーと入力(CDP)を繋いで音が出るか、確認しました。

音が出ることが確認できました。
ただし、基板のクラックはそのままにしてありますので
今後進展すると他に影響が出るかもしれません。
今回の基板は単層でしたのでうまくいきましたが、
2層以上の基板だとこう簡単には行かないでしょう。

しかし、L-chに関しては、ボリュームを絞っていくとノイズが出たり
音が割れたり不安定です。また、両chとも、ボリュームにガリが見られます。
既に製造から35年近くなっていますので、コンデンサの容量抜けなどの可能性もあり、
このアンプは、このまましばらく使った後、改造した方がいいかもしれません。






2024年8月31日土曜日

格安ジャンクアンプの入手

 今回はパワーアンプを入手しましたが、

ジャンク品 電源が入らないということで格安でした。

さて、「電源部の故障」ということでしたので、

手直しできそうだったので手を出しました。

Yamaha M35 2chー4chパワーアンプです。

電源部の故障でしたが、ちょっとレストアは考えてしまいました
裏蓋を開けてちょっと考えています。
故障原因は電源部ではありませんでした。
基板が割れています。
相当強い力が加わったようです。
黒いゴム状の物体を中心に放射状に大きくクラックが入っています。

さて、この基板を修理するか、あきらめるかどうしましょうか。
テスターで当たると、電源トランスは使えそうです。
改造するか、レストアするか。







2024年8月18日日曜日

Aurex SY-330 レストアその後

プリアンプ SY-330のレストアの続きです。

電源トランスの交換とヘッドフォンアンプの電源を新たに取り付けました。


 電源トランスは、東栄のJ-2402(24V0.2A )で、18Vの中間タップを使用しています。

オリジナルが小さかったので元の位置に収まらず、サイドパネルに取り付けています。

ヘッドフォンアンプの電源は5Vなので、7805で5Vを作っています。

14Vから5Vにしているためヒートシンクを背負っています。
(ちょっと小さいかも)

これでこのプリアンプのレストアは終了とします。
このプリアンプはデュアルオペアンプが2つ使われています。
TONEコントロールと、フォノイコライザです。
どちらのオペアンプも交換できるようにソケットにしてありますので
いつでも交換可能です。





2024年8月10日土曜日

Aurex SY-330 レストア

 やっとレストアを終わらせました。


こんな感じに仕上がっています。

内側はこのように配線がすっきりしました。

改造点

1.電源がヒューズ付になりました。

過電流で遮断されますので、何かあった時に安心です。

2.電源トランスは適当なものがなかったので次回にします。

3.キャパシターの交換。

電源系は容量をアップしています。

上が取り外したキャパシターで、下が代替えキャパシター

4.出力端子の新設
RCA端子を新たに取り付けました。

5.マイク端子の変更
マイク端子は、ヘッドホン端子に変更しています。
3Wほどの小型のD級アンプを繋いでいます。
表示は変更していませんが、電源付きボリュームがついています。

6.各部の清掃
前後パネル


ハンドル
このハンドルはアルミニウム合金のような金属製と思っていましたがエンプラにメタルの表面処理をしたもので汚れとともに剥がれました。
ちょっとカッコ悪いので、黒で塗装しました。

スイッチノブ

つまみ類


その他、天板もシミ、汚れが多くついていたので清掃のうえ、ダイソー購入の艶有黒のラッカーで塗装しました。
 
最後に動作確認して終了です。

今回のレストアは、手持ちの部品等も使用したので約660円ほどですみました。

2024年6月30日日曜日

古いミキサーのレストア

 Aurexのレストアしなければならないプリアンプを入手しましたが、

その前に昔(1970年代)に入手した6チャンネルミキサーのレストアです。

AMDEK Stereo 6ch Mixer MXK-600
 1977年から1981年に製造されたものの1台です。
レストア後 MXK-600改

オリジナル回路図
レストア後回路(定数変更)

レストア前
レストア後(出力端子をRCAに変更)

レストア前
レストア後(電解コンデンサー交換)

今回は、終了です。
使われているオペアンプの交換は行っていません。
パネルがアルミならば、ヘッドフォンアンプと端子をつけようと考えていましたが、残念ながら鉄板で、加工がむつかしいのと、電源が貧弱なのでアンプの追加は無理と判断しました。レストア前後で特に音質の変化は見られないと思います(私の耳では・・)。

次のレストアは、Aurex SY-330です。どなたか回路図か、回路図が見られるURLを教えていただけませんか?

2024年6月16日日曜日

お寺大会(レストアねた入手編)

 6月恒例 世田谷妙法寺お寺大会に行ってきました。

とりあえずオークションで入手したモノたちの中でジャンク品がAurexのプリアンプ。

非常に薄汚れています。

中はいたって簡単なディスクリート(ICはありません)構成になっています。

小さな電源トランスです。ヒューズがありません。

電源コードは根元からつぎたされており、出力ケーブルは断ち切られています。
このままでは、使えませんので、大幅なレストアが必要と思います。

1、ヒューズの追加
電源コードが根元で継ぎ足されていて危険なのでヒューズ付のACインレットをつけましょう。
これも同時に入手しましたので、電源はこれに交換。ヒューズ付ですが中身が変。
ヒューズを取り出してみると、あれ!!
銀紙が巻かれたヒューズが出てきた。なんだこれ?
ヒューズ切れてんじゃん。これじゃヒューズの役目はたしてないじゃんかっ!!

昔(私が免許取りたての頃)、車のヒューズが切れてライトが点かなくなったとき、ガムの銀紙を巻いたことがあったけど、応急処置だったよねぇ。
皆さんはこんなことしてはいけません。ヒューズが切れたときは、切れた原因を取り除いた後に、正規のヒューズを入れてください。

2、電源トランスの交換
電源トランスが小さいのでもうちょっと大きなサイズでゆとりを持たせるようにしましょう。

3,電解コンデンサーの交換
かなり古い電気機器なのでそろそろ電解コンデンサーが容量抜けが出るころではないでしょうか?交換しましょう。電源強化で電源部は同サイズの一回り容量アップを狙います。

4,出力端子の新設
出力ケーブルがそのまま外に出ているタイプで、しかもちょん切られているので、RCA端子をつけましょう。

5,マイク端子の変更
私にとってマイク端子は必要ありません。よってここにヘッドフォン端子とアンプをつなげてみましょう。

6、各部の清掃
薄汚れているパネル、つまみ類の清掃をします。どこまできれいになるかは不明です。

 さてこれらの改造がいつ終了するかは未定です(仕事ではありませんので今後のたのしみということで)。また、現在の音が確認できませんので改造によってどの程度音が良くなるのかはわかりません。






2024年4月15日月曜日

新しい道具たち

 近頃 何かを「手作り」する機会が少なくなっています。ただ、いろいろなものの修理や分解が多くなっています。ボランティアで「おもちゃの病院」に参加してるのも関係してかも知れませんが、それ以外でも修理が多くなっています。

 分解では、ねじ回しが基本ですが、以前は+−のドライバーがあれば大体OKでしたが、近ごろは、六角はもとより△、★、✶、Yなど様々になっています。また、大きさも様々です。

 電動ドライバも購入しましたが、様々なねじに対応するためドライバーを購入しました。

楽ちん電動ドライバー
通販購入した200円未満ドライバーセット

 基板からの部品取りは、今までは通称「スッポン」でしたが、HAKKOのはんだ除去器を入手して非常に効率が上がりました。
HAKKO FR-301 はんだ除去器
 また、近年の表面実装チップ部品を取り除くために新たにはんだ鏝を入手しました。
1000円以下のコードレスはんだ鏝
 鏝先温度がわからないのであくまでもサブですが、なんかスリムでいいです。蚊取り線香台みたいな鏝置台がついていました。また、ボタンを押している間加熱されるのでちょっと面倒です。

 次は液漏れした端子を磨いたりするのに重宝するミニグラインダーも入手しました。
コードレスミニグラインダー
 先っちょのツールがひとまとめにビニール袋に入っています。これだとツールを探すのが面倒だし、バフにゴミがつくのが気になるので、家にある5㎜厚のアクリル板を使って整理してみました。
ビニール袋に入っていたツール類
アクリル板で作ったツール台
ツールをボックスに収めました

 このミニグラインダーは、スピードは3段階に変えられますし、比較的トルクもあるので使い勝手はいいです。ただ、このセットは軸径3.2㎜のみ対応ですので、2.34㎜は今の所使用できません。(0.5~3.2㎜のコレット交換部品があれば多分交換できます。後で注文してみます。)